top shell, horned turban(英) リュウテンサザエ科
サザエは通常、殻に立派なツノを持ちますが、波の静かな大村湾のような場所で育つとツノ無しサザエになります。 反対に波の荒い場所に生息するサザエはツノがよく発達し、全長1cmを超える場合もあります。 サザエは夜行性で二つに分かれた筋肉を左右交互に動かして歩き、海草(ワカメ、アラメ等)に這い上がって食べます。
小林商店の雲丹サザエは、柔らかいツノ無しサザエで作ります。
殻の色は食べるえさにより異なり、テングサを食べるサザエは褐色、 アラメを食べるサザエは白っぽく、いろんな種類の海草を食べれば複雑な暗褐色になります。
渦巻状の腸の部分はほとんどが生殖腺で、緑色が卵巣、白っぽいのが精巣です。 また、生殖腺や肝臓にあたる中腸腺は独特の風味があり、海草由来のグルタミン酸を豊富に蓄えております。 酒の肴によく合います。