昆布が豊富なところは雲丹も豊富
うには主に昆布、カジメ、ホンダワラ等の海草類を食べて育ちます。 食べ方としては、海底の海草を、かじりとるようにして食べます。
また、ウニは雑食性があり、何でも食べるとも言われております。 海草がなければ、カイメンやサンゴ、コケムシも食べます。 海底に魚の死骸が沈んでいたとすると、その死骸に群がる海胆を、見かけることがあると漁師は言います。
ウニは食欲旺盛で、成長期には、体重の1割近い昆布を一日で平らげます。 海草が豊富な海域では雲丹の風味も増し、身も丸々と肥えます。
冬場は何も食べずにじっとしていますが、近年海水温の上昇により、寒くても食事するように変化しています。
ホンダワラの長さは1m〜2m。 多数の気泡を付け、その浮力で海中に倒立しています。 群生地は小魚の住みかにもなります。 さらにおひたしや酢の物にすると美味です。
ウニが生息しているにも関わらず、まったく漁をされていない地域もあります。 このような場所では、海藻が食い尽くされて磯焼けとなり、飢餓状態でウニは生育しているため、身が痩せており、それが漁をされない原因のひとつとなる悪循環を生んでいます。